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今回は修理して直らなかった案件を紹介します。

故障時の対応を誤らなければ、直っていたかも知れない事例です。

 

 

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タイトル通り、水没の修理を紹介します。

2日連続で水没修理です。

外出を控えるこのご時世でも、暑くなれば水没の依頼が増えます。

正しい対応を知っておきましょう。

 

 

昨日のブログでは水没復旧で直った事例を紹介しています。

興味があれば是非ご覧ください。

 

 

今回お持ちいただいた端末はiPhone7。

 

 

 

水没したのは6日前だそうです！！

 

 

正直なところ、もう少し早くご来店頂きたかったです。

遅いと何が良くないかも説明していきます。

 

 

 

 

6日も経てば、さすがに中に水は残ってないと思いますよね？

 

 

 

見えるのは一滴程度ですが、それでも水が残っていました。

一日二日では全く乾かないと理解して頂けますね？

 

→それでも1週間程度で自然乾燥できると思った方。

中に水が入ったまま放置すると別の問題があります。

 

 

 

 

それが金属の腐食。水によって錆びるのです。

さらに水に溶けだした金属が端末内に広がり、水が乾くとその場に定着します。

 

配線の劣化を進めたり、定着した金属がショートの原因になったり・・・

だから、早く開けて水分を除く必要があるのです。

 

 

 

 

基板の洗浄を行い、電源が入るか確認します。

 

 

 

↑ 元の画面はこうなってました。

今回の修理では画面とバッテリーに故障はあるものの、パーツ交換を行えば画面が映って操作もできます。

 

 

問題なく直ったように見えましたが、ここで一つトラブル発覚！

パスワードを入力してもホーム画面が開きません。

 

画面がフリーズして、自動的に再起動します。

システムの異常を考慮してiOSのアップデートを試すも、エラーで完了しません。

 

 

 

・・・

結局、基板の一部に故障があると判断し、修理不可となってしまいました。

水没からの6日間で腐食の影響で故障した可能性は高いと考えています。

 

 

 

もし水没当日や次の日に修理していたら、直ったかも知れない・・・

そう考えると非常に残念な結果です。

 

水没したら、電源を切ってすぐに当店まで！

よろしくお願いします。

 

 

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